K‐POPファンがコブクロのライブに行ってみた

 


いよいよライブです。
そういえば母と家を出るあたりに「SHINeeは手を挙げて!と言われたらペンライトを挙げるけど、コブクロはなんだろう、握りこぶし…?」という話をしていて、私がまだギリでちゃんとファンやってた頃にペンライトが登場してた気がするけど今はわからん…って感じだったんですがしっかりありました。


公演中に気づいたんですが、アリーナはおそらくFC会員で固められていましたね。

当たり前かもしれませんが、ほかのブロックに比べて熱量と団結具合がすさまじかったです。

 

SHINeeの公演がある際にたびたび話題になる「FC抽選で当選したのに天井席だった問題」を思い出しました。


さすがに一般抽選だったけどアリーナだった!はあんまり聞いたことないんですが、FC抽選で天井はよく聞く話です。


私の席のエリアは前方はわかりませんが後方は一般や私と同じように新聞の申し込みで当たった人かなといった感じでした。もちろんFC抽選に外れて一般で何とか当たったという方もいるかもしれませんが、なんかすごく…静かだったんです。


私が元オタクで、定番C&Rとか知ってるからこそそう思ったのかもしれませんが、ここでは盛り上がりづらいな~という印象。
さすがに超盛り上がるパートではみんな立って、声出して、パートが終わるころには「楽しかったね~!」なんて声があちこちから聞こえてきましたが…

 

こういう時、初めてライブに来た!っていう人の近くには、熟練の人がいると盛り上がりやすいし心強いよなぁと思いました。
DVDでは見たことがあった、憧れてた、「イジンギ!キムジョンヒョン!キムキボム!チェミノ!イテミン!シャイニ!!!!!」をやりたいけど…って人が、今回の私の席のような状態になったとしたら、ハートの弱い人ならなかなかできなかったと思います。


スタンド1階後方から見たアリーナの皆さんの盛り上がりや団結は、ただ「ステージに近いから」という盛り上がりではないことが目に見えてわかりました。
いつかはあそこでツアーTを着て、ペンライトをもって、コブクロを一緒に楽しみたいなあと思わせる魅力がありました。

私自身が今度から遠方の席に当たった際は、いつもの3000倍は頑張ろうと思いました。いや今までも頑張ってたけどね。


ステージの演出ですが、こう言うのは間違ってるかもしれませんがもう「アイドル顔負けの演出」です。


私が元オタクということもありあまり客観的に見た様子がわからないんですが、皆さんのコブクロに対するイメージはやっぱり「感動的な曲をリリースするフォークデュオ」って感じですかね。


ステージがじわじわと回転して360度全方位に歌を届けるし、ステージ上部にあるスクリーンではリアルタイムでサンドアートやってるし、曲によってはステージをぐるりと何周か炎の球がバンバン上がります。

 


何より本当に美しいなあと思ったのは、魚の骨みたいな電飾を利用した演出です。

例えが最悪だと思うんですが本当に魚の骨みたいだったんです。
その1本1本が連なり波のような形を描いたり、雨のように動いたり、連なりがクロスして近未来感を演出したり、CGの映像を見ているかのような衝撃の美しさでした。

 

ステージがあって、バックにバンドがあって、スクリーンがあって、ということだけを想像していると度肝を抜かれます。いつかフライングとかやるかもしれないとさえ思います(もうやってたりして)

 

そして印象的だったのは、全曲歌詞がスクリーンに映し出されていたことです。
曲を聴きながら改めて「素敵な歌詞だなあ」と思うことができました。


あとみなさんご存じ…ないかもしれませんが、コブクロのライブはMCが面白いというのも1つの魅力です。
二人のおしゃべりは本当に面白いです。


ここからは印象に残った曲を中心に話していこうと思います。
ちなみにセトリはこんなかんじでした。


DOOR
LOVE
ボクノイバショ
太陽
YELL~エール~

赤い糸
未来
Twilight

宝島
轍ーわだちー
tOKi meki
Moon Light Party
神風

時の足音

風を見つめて

20180908
ANSWER

 

・桜
知っている人もいるかもしれませんが、あのド有名な楽曲「桜」コブクロの健ちゃん(サングラスじゃないほう)が人生で初めて作った曲であり、さらにコブクロとして作ったのではなく、結成前に別でストリートで歌っていた黒さん(サングラスの方)のために作って渡したものでした。
なのであの曲は厳密にいうと俺の物だって冗談で黒さんが言っていた覚えがあります。
黒さんのギターがあまりにも…(寒い日には軍手をしながら弾いていたというエピソードあり)だったので健ちゃんがサポートとしてギターやコーラスをするようになり、お客さんが集まるようになって黒さんの方からユニットを組まないかという話を持ち掛けてコブクロは結成されました。

 

曲中は上部のスクリーンで、二人がシャッターの前で別々にストリートライブを行う様子から「桜」が収録されたカセットテープを手渡す場面など、まさに結成20周年に振り返る「コブクロ」が生まれるまでの様子をサンドアートで表現していました。


後のMCで「いまリアルタイムでやってもらってます!」と告げられた時は本当に驚きました。
録画したものを流していたとしてもわからないのにライブ感にこだわるあたりは、ストリートで大きくなっていき有名になってからも節目節目でまた街に降りて生の声を届けることを大切にしていたコブクロならではだなあと思いました。

 

ギター一本でシンプルに歌い上げられた桜、あまり記憶がありません。笑
中学生の私にとって神様だった二人の生歌を今聞いてる、ということにかなり緊張していたのか…
あとは、当たり前ですがめちゃくちゃ安定していて歌がうまいので、口から音源的な感じであまり「生だあああああ」という感覚がありませんでした。もったいない。
熱狂的だったころに比べるとだいぶ冷静に音楽を聴くことができたと思います。
大人になってからわかる歌詞の深みとか経験から理解できる痛みとかを持ち合わせて見るライブは最高です。

 

・太陽
なぜかこの曲が始まった瞬間に「私、コブクロのライブを見てるんだ…!!」という気持ちになりました。
この曲を聴いてる時に「(健ちゃんは)好きになった人が必ず転校してしまっていたが、よくよく思い出せばもともと転校してきたような転勤族の人だったから、典型的な”転校生を好きになっちゃう”男の子だった。」と言っていた話を思い出してました。
意外とエピソード覚えてるな…

 

MCでセトリについて話していた感じ、毎度セトリが変わる今回のツアーにおいて1曲目は必ず桜のようです。二人が始まった曲だから。
その後の曲は「初めてシングルカットされた黒さんの曲」であるDOORや、メジャーデビューシングルである「YELL~エール~」、インディーズ時代歌っていた音源化されていない曲、などコブクロの歴史を追うようなセトリです。


・未来
映画「oranga-オレンジ-」の主題歌になったこの楽曲は、最近のコブクロの楽曲の中でもかなり有名な曲じゃないかなと思います。


母が一番聞きたがってた曲だったので、イントロが流れ出した瞬間に隣の母がソワァッ…となった気配を感じました。私も大好きな曲なのでソワッ…となりました。


すっごくうろ覚えだし多分間違ってるんですけど、MCでテーマ・タイトルである「未来」について触れていて、未来とは曖昧で確実ではないような言葉でありテーマだけどそこにぴったりくるような楽曲が作れたというような話をしていました。
「未来」のシングルのジャケットはあの「桜」のジャケットから桜の花や葉が落ち、コブクロの二人が少し先に進んでいるまさに「未来」を描いたものになっています。

 

歌詞にある「身を知る雨」とは、自分の身の程を知る雨という意味から涙のことを指します。

以前ツイッターでも言いましたが、私は時々自分の文章や言葉を褒めてもらえることがあります。
何か勉強をしましたか?好きな作家さんはいますか?と聞かれるたび何も…と思っていたんですが、この間「そういえば美しい文や言葉はコブクロの歌詞から吸収してたのかもなあ」と気づきました。
コブクロは私の言葉の先生です。

 

・Twilight
映画「トワイライト ささらさや」の主題歌です。
この曲、生で見るまで全然気づかずただ「素敵な曲だな~」としか思ってなかったんですが、歌うのバリバリにきつい曲です。
サビでハイトーン→ファルセット→ハイトーン→ファルセットの地獄の鬼トレーニングみたいなパートがあります。
歌ってる黒さんの顔見てるとこのままぶっ倒れてしまうんじゃないかと心配になりました。

MCで「(今日の)黒田がすごかった…」と健ちゃんが言ってて、魂を掴まれるような感覚は私が初めて生で聞いたから得た感覚じゃなかったんだ、まさに「絶唱」とはあのことなんだと思いました。
すっっっごく茶化すの早かったけどww 黒さんも言ってたけどもう少し余韻に浸らせてってほどすーーーーぐ茶化してたけどww


昔ライブMCで見たような流れだな(黒さん頑張る→健ちゃん感動して褒める→しかし秒で茶化す)と感動しました。確か前はTo Calling of loveについてだった。

黒さんが膝をやってしまったようで「俺の膝がトワイライトした」「膝が未来へ…」「膝の赤い糸が切れた」と素敵な楽曲たちを使ってボケ倒してました。

 

・tOKi meki
チョコレートのCMでよく流れていました。この曲には何度も「OK♪OK♪」と出てきます。タイトルも「OK」だけが大文字ですね。
「O」のときに腕を使って頭の上で丸を作り、「K」は片腕をまっすぐ上にあげてもう片方を斜め上に伸ばして片方の足を斜めに伸ばして全身で「K」を作ります。
これをアリーナ席やスタンド前方の皆さんがびしーーーっと全員やってました。すごい。


O!K!O!K!からのなぜかT!T!ティッティッティティー!とTT兄弟からのそろりそろり…が健ちゃんの独壇場で行われてましたがチョコプラ大好きな母親が大変喜んでおりました。

 

あと私のかすかな記憶では昔ライブDVDで見た感じすごく照れ屋というかおとなしかったキーボードのよっしーさんというおじさんがいるんですが、その人が「OK」とデカデカ書かれた赤い帽子をかぶって顔は真顔で動きはハイテンションで「OK♪OK♪」やっていた(やらされていた)ので衝撃的でした…


・神風
ライブ定番のロックナンバーです。とにかく火の玉がボンボン上がってやべーなって思いました。
バトルのようにバンドのギタリスト福ちゃんと掛け合うギターソロは圧巻です。
私が初めて買ったCALLINGというアルバムでやっと音源化された曲です。
何度かレコーディングしたことがあったけどライブ感の伝わる理想の仕上がりにならずこれまで音源化できなかった、そしてやっとできたということを当時言っていたと思います。
Bメロのリズム感がとにかく好きで、そこからサビへの沸騰するような盛り上がり方が最高です。

 

・時の足音
このあたりで「あ、風はないかもな」とおもっていたんですが時の足音を聞けたのはうれしかったです。
なぜか朝から口ずさむ曲がこの曲ばかりで、そんなに集中して聞いてたわけじゃないし特別「この曲がほんとに好き!!」というわけでもなかったんですが。

 

・蕾
ドラマ「東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン~」の主題歌で、2007年のレコード大賞を受賞した曲です。
この曲は健ちゃんが18歳の時に亡くなったお母さんについて歌ってる曲です。ほかに「遠くで・・」「風」(風はちょっと情報が曖昧)も亡くなったお母さんについての曲です。
「遠くで・・」という曲は結構直接的に歌っていて、「蕾」「風」はそれよりかは抽象的に歌っています。
大人になって改めて「僕等この街に落とされた影法師 みんな光を探して 重なり合う時の流れも きっと追い越せる日が来るさ」って歌詞が沁みます。

 

・風を見つめて
ドラマ「ハラスメントゲーム」の主題歌です。
夜にテレビをつけたらちょうどこのドラマのエンディングで、「もしもバラの花に…」と歌いだしで「コブクロだ」と思った記憶があります。
健ちゃんがちょうど20周年記念ライブのあたりでこの曲ができて、黒さんに聞いてもらったところ「よくこのタイミングでこんな(すごい)曲ができた」と言ってくれたというエピソードを話してくれましたが、まさにその通りだと思いました。


私がこの曲作ったとしたらもうこの先作れないよ多分。

あ~集大成~~~~~~ってかんじで終わる。


ぼーっとして何もできない時「あ、私はいま降り注ぐ時代の風を見つめているんだ」と思うようになりました。

 

「みんなの‘明日がいい日でありますように’という言葉がこれまで当たり前すぎて歌詞に入れることはなかった(できなかった)けど、今回入れることができた。」というような話をしていましたがまさに!ここで入れるべきメッセージでした。
MVをさっき初めて見たんですが普通に泣いちゃったので気を付けて見てください。シロツメクサ綺麗。

 

www.youtube.com

 

コブクロのアンコールと言えば「ストリートのテーマ」という曲のワンフレーズを歌います。そしてフレーズ終わりに「コブクロー!」と叫びます。
「朝までぼくらと一緒に歌ってくれませんか 言葉に羽が生えて飛んでゆきます\コブクローー!/」
はじめはばらばらだった歌声がそろって大きなものとなったときに、コブクロが登場します。


・ココロの羽
この曲はインディーズ時代にいつも終わりに歌っていた曲と言ってました。
この日本当に繋いでいたかはちゃんと見えなかったんですが、隣の人と手を繋いで前後にゆらゆらとリズムをとるようにつないだ手を揺らすことが定番になっています。

この曲を昔聞いていた時は「良い曲だなあ なごむなあ」としか思ってなくて、ライブ前に聞いていた時も同じような感想しか持ってなかったんです。


突然、ライブでイントロのブルースハープがツバメの飛び立つようなメロディを奏でたときにふと思い浮かぶ顔がありました。


ああ、今の私には、どこか遠くで暮らしているような そんな君がどうしているのか元気でやっているのかと 想う人がいるな。
健やかに風に吹かれて またいつか会えるといいなあと思いながら それでも今すぐ会いたいと泣いてしまう人がいるな。

 

最後ファンとコブクロが掛け合って歌うパートがあります
「こんなに(こんなに)会いたい(会いたい)今すぐ会いに行こう(行こう)
 それは(それは)君が一番好きだから 誰より君が」


あんなに寒かった季節のことなのに

いつだって思い出す君は春の緑の風の中で心地よさそうに笑ってて

そのフフンと目を細めて笑う姿を思って

ぽろぽろ泣きながら歌いました。


・ANSWER
久しぶりにこの曲を聴いて、なんて今の私にぴったりな曲なんだ!!と思い震えました。夢を持ってる人は背中を押されるんじゃないかな。


私はただ落ち込んでどうにもならないな~と思ってるだけで夢とか希望とか持ってるわけじゃないんだけど、ちょっと頑張りたいな~どうにか。と思えました。

 

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エンディングに挨拶して回るときは撮影OKタイムでした。
そういえば昔はショートver.しかYoutubeにあげなかったMVもいつからかフルで上がってるし、2008~2009年ごろからチケット転売対策かなり強化して当時で一番厳重って言われてたし、今回の撮影OKにしても時代の流れを読んでニーズに答えるのが本当にうまいなあと思います。急に偉そうだけど…

 

以上がライブに関するレポというか、感想とかです。
最後にアンケートに答えました。入場時に配られるチラシとかの中に入ってるんですが、その場でもあとでネットでもこたえられるようにもなってます。
これ、コブクロが1枚1枚ちゃんと読むことを(今でもそうだよね?)知っているのでちゃんと書きます。


私は「以前好きだが離れてしまっていて、今回機会があって見に来ることができた。15歳だった頃の私と一緒に見ている気分だった。長生きしてください。」って書きました。

 

 

*****

 

帰りは地元で母と焼肉屋さんに言って、刻み葱がたっぷり乗った牛タンを2人合わせて4人前食って気持ち悪くなりながら家に着いた。
母が真剣にFC入会を検討している。

ミンホが帰ってきたらSHINeeのFCに入会するって言ってたけどもしかしたらコブクロが母、SHINeeが私という担当になるかもしれない。

 

 

私が一番好きな曲は「風」なんだけど、この曲は父が好きでよく聞いてた。私がコブクロの曲の中で一番最初に聞いた曲だと思う。


父が亡くなり、東京に引っ越してきてそのことも忘れていたころに私はまた「STAY」でコブクロに出会った。


母に「SHINee以外でライブに行ったのっていつぶり?私の記憶ではパパと行ってたラブサイケデリコ以来じゃない?」って聞いたら「そうだね、20年ぶりくらい?」って言ってた。


もう気にもしてなかったけど福岡に住んでいた時間より長い時間を東京で過ごしているし、父がいないことを知らない人のほうが多いし、10歳差があったはずの母は父の年齢を何年か前に越した。
アーティストを20年も続けていれば、アーティスト自身はもちろん、聴いているファン1人1人にもそりゃいろいろあるよな~。

 

 

いつか私は、「風」をライブで聞く日が来るかもしれない。
「あなたを忘れてしまうほどの 恋が胸を焦がす日まで この道は誰とも歩けない あの日のように」という歌詞から、病気で体力が無くなった父と団地を一周するようにゆっくり散歩したことを思い出す。


父のことはなるべく思い出さないようにしてるから今回は無理だったけど、いつか私の後悔まで全部預けられるような人に出会って、父を心の中に連れてライブを見たい。「風」を聞きたい。


おわり